『腹脳(ふくのう)』とは、文字通り、腹、すなわち「腹膜の中にある脳」という意味です。私の長い施術経験から、人はお腹を病むと頭を病む、頭を病めばお腹を病むことを発見したのです。腹脳、つまりお腹を整えれば頭の脳のほうも正常になります。頭だけが別に存在しているのではなく、腹と繋がっているのです。
  脳といえば頭ではないか、脳が2つも在るのか? と疑問に感じられるかもしれませんが、腹脳と脳は一身同体と考え理解するに至りました。腹脳とは腹膜内に内臓されているすべての臓器を指します。また、私は、腹膜内では口から肛門までが脳と密接な関係にあると見ています。
  私たち人間は母親のお腹の中で十月十日の間生長します。母親のお腹の中にいる時には、おへそからエネルギーをもらい、体全体に供給分配しています。だから、お腹が体全体を支配していると考えるのです。つまり腹脳です。やがて、母親のお腹から出て社会の1人となると、肺から酸素を血液に補給し、心臓から体全に配給するようになります。また口からは食物を通してエネルギーを補給します。そこで(頭の)脳が体全体の司令塔になります。母親のお腹の内では腹脳だったものが頭のほうの脳に移管するわけです。
  しかし、脳に移管しても潜在的にその機能はそのまま保存します。ですから頭を病むと腹脳は敏感に反応するわけです。また、同じ理由で、脳を覚醒させ活性化するためには腹脳を正常に保つ必要があります。脳と腹脳は表裏一体だからです。まず足より体全体に波動エネルギーを注入して腹脳を活発化し、脳内ホルモンの分泌をうながし、それを脳細胞にリレーして活動を高めることが必要です。併せて脳内血液の循環を活発にします